のんびりと過ごせる国として知られるラオスには、タート・ルアンやクマンシーの滝といった様々な観光スポットがあります。
しかし、中にはラオスの暗い歴史を感じされる観光スポットがあることをご存知でしょうか?
今回はラオスの闇と光が学べるCOPEビジターセンターに関して紹介します。
小さな施設だけど、ラオスを知りたいのであれば是非足を運んでもらいたいです。
COPEビジターセンターってどんなところ?
COPEビジターセンターは、ビエンチャンの中心部から少し離れた場所にある施設のこと。
周辺には、以前紹介したビエンチャンのローカルグルメ「KFC」があります。
COPEビジターセンターでは、ラオスの闇でもある不発弾問題に関する映像や写真などを展示。
「え?ラオスに不発弾あるの?」と思うかもしれませんが、実はかなり大きな問題なのです……。
世界一空爆されたラオス
ラオスは緑豊かなのんびりとした国ですが、実はその国土の約30%に不発弾が埋まっているとされています。
1950年代に起きたベトナム戦争の際、アメリカの敵であった共産主義陣営の兵士がラオス経由で人員や物資を供給している(通称ホーチミンルート)を知り、そのルートを破壊させるために空爆を開始。
また、当時のラオスは共産主義の力が強かったこともあり、この勢力を崩すためという目的もありました。
空爆が行われた回数は非常に多く、「世界で最も空爆された国」とも言われています。
ベトナム戦争は1975年に終結しましたが、それまでに3億個ほどのクラスター爆弾が使用されました。
不発弾で脚や手を失う人々
爆弾というものは必ず全てが爆破できるものではありません。
日本でもたまに戦前の爆弾が地中から見つかるように、中には爆発しなかった不発弾があるのです。
そんな不発弾が、ラオス南部を中心に数多く点在。
今なお不発弾によって手足が吹き飛んでしまった被害者がおり、長年に渡るラオスの大きな問題です。
中には、爆弾が埋まっているすぐ近くで料理をした影響で、その熱が爆弾を引火させてしまったとというケースもあります。
COPEビジターセンターの館内をチェック
COPEビジターセンターへ入ると、上記のようなものが目に入ります。
写真はラオスに空爆されたクラスター爆弾であり、数え切れないほどの小さな爆弾が空から降ってきたという恐ろしさを感じさせられました。
この写真も、実際にラオス国内で埋まっていた爆弾。
奥の写真は、どれだけの不発弾が埋まっていたのか把握できる1枚です。
あまりにも数が多いためなのか、不発弾を作って鍋や包丁などを作ることも。
不発弾を使って作られた道具は数多く、様々な物が展示されています。
無数の腕や脚は希望の証
COPEビジターセンターは不発弾の恐ろしさだけではなく、被害者や不発弾処理の活躍に関する情報も紹介。
ラオスでは不発弾で脚や腕を無くした方のために、大量の義肢が被害者に対して提供されています。
実際に医師や義肢を作るスタッフが現地で被害者の容態をチェック。
型取りをした後に、一人ひとりに合う義足や義手を作ります。
ラオスをしっかりと学ぶときには欠かせないスポット
今回は、COPEビジターセンターを紹介しました。
市街地から離れていますが、ぜびビエンチャンを観光する際に立ち寄ってみてください!
ちなみにCOPEビジターセンターは病院内にありますが、特に何かをチェックされることはありませんよ!
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