仕事しながら世界を旅する海外ノマドは、日本を含め多くの人々が行っている働き方です。
仕事内容は様々であり、僕のようなWebライターもいれば、エンジニアや翻訳家などもいます。
その中でも動画編集は、YouTubeのおかげで最近ホットな職業といえるでしょう。
僕も一時期していたことがありますが、いくつかの理由があって辞めています。
今回は映像編集の仕事内容や、僕が編集をやめる理由となった問題点ということについて簡単に紹介します。
これはあくまで僕の一考察なので、参考程度に扱ってもらえれば幸いです。
動画編集は誰でもできる仕事なのか?
映像編集ってオノマトペを上手く再現できた時の気持ちよさが半端ない!
— よしふみ※海外ノマド9月再開予定 (@4taku1116) October 13, 2019
「最初はスゥーってタイトルが出てきてそこからブワッと本編が始まり、途中でわざとピタッと止まってから再加速して、最後はドンッ!って感じでフィニッシュ」
こんなオノマトペまみれを上手く編集できるとたまらない…!
YouTuberとしての副業が生まれたおかげで、最近動画編集に関する仕事が数多くあります。
そのため、これから始めようと思っている方もいるでしょう。
ただ、個人的に動画編集自体はある程度勉強すれば誰でもできる仕事だと思っています。
そう思う理由としては2つあります。
①YouTubeとブログを駆使すれば無料で勉強できる
動画編集の勉強はYouTubeの動画と専門ブログを読んで試してみることで、ある程度勉強できるものです。
本を読むことも大切ですが、映像で学習するほうが分かりやすく、なおかつ無料で学べます。
僕もちょっとしたテクニックや扱い方に関しては、基本動画で学んでいました。
本格的に勉強したいのであれば本も使えると思いますが、お試し感覚で始めていきたいのであれば必要ではないと言えます。
Final CutであればUssiy FilmsというYouTuberが勉強になるのでおすすめです!
②全部の仕事がハイレベルではない
ランサーズやクラウドワークスといったサイトにある動画編集に関する案件は、全て難しいわけではありません。
「効果音入れ」や「テロップ作成」、「映像のカット」などの初歩的なものも含まれています。
もちろん、簡単な案件であるが故に単価も安めに設定されています。
しかし、初心者であればここからコツコツと基礎を固めることで、動画編集の技術向上につながります。
③海外でも通用する
最近、「日本は衰退する!」といった嘆きをTwitterやYoutubeなどで見かけます。
衰退する理由に関しては色々と面倒なことになるので触れませんが、本当に衰退するなら日本市場に依存するのも危うくなるでしょう。
そんな時に動画編集スキルがあれば、活躍する場所を日本の市場ではなく海外の市場に切り替えやすいと思います。
もちろん、そのためには外国語を覚える必要がありますが、動画編集スキルは基本的にどの国でも活用できるスキルであるため、話せるようになれば仕事をゲットできるでしょう。
このことは、動画編集以外にエンジニアやプログラマーなどでも言えることです。
一方で、WEBライターは簡単に日本の市場ではなく海外の市場に切り替えにくいです。
文章に関わる仕事であるからこそ、読み書きをしっかりと覚えなければなりません。
基礎的な読み書きだけではなく、読者にイメージを持ってもらいやすい表現方法も求められます。
英語学習法は数多くありますが、それだけやってもWEBライターとして海外で活躍できない可能性が高いでしょう。
翻訳やYoutubeのシナリオライターに手を出す方法もあるけどね…
ただし、取材スキルを備えておくと日本の市場でも生き残りやすいかもしれません。
英語を活かして海外へ取材するできるというのは非常に大きなスキルである上に、AIに取って代わりにくいスキルであるはずです。
仮にAIを搭載したロボットが取材できるようになったとしても、全員が好意的に対応してくれるとは言いにくいでしょう。
実際に研究者の中では、あるポイントに達するとロボットへの感情が好意的なものから否定的なものになるとされています。
ロボットが人間に嫌われる「不気味の谷」が証明される:研究結果
個人的に、取材のような「センシティブなことに触れる可能性がある仕事」は、そう簡単にAIへ切り替わりにくいと思います。
動画編集と兼ねてYouTubeデビューするのがおすすめ
せっかく動画編集にチャレンジしてみるのであれば、そのままYouTubeデビューしてみるのがおすすめです。
どれだけ動画編集の練習がしたくても、素材となる映像が無ければ意味がありません。
だからといって、クライアントから依頼された素材を練習に使うのも問題があります。
自分の動画であれば自由気ままに練習素材として使えるため、誰からも咎められること無く変種できます。
もちろん、YouTubeにアップロードする動画となれば見やすさにもこだわるため、ある程度しっかりとした作品を作れるようになるでしょう。
動画編集はこれからもっと熱くなる
Webライターはある程度熱が冷めてきましたが、動画編集はこれからもっと熱くなるジャンルです。
そもそも動画編集が人気になった背景としは、YouTuberとしての副業が注目されたため。
ただ個人的に、これからYouTuberとして成功していくのはしっかりとした予算を用意できる人だけと思っています。
YouTubeで再生回数を稼ぐためのコツとして、ブログ同様に自分の動画を数多く量産しなければなりません。
なぜなら、自分の動画が多いほど関連動画に現れやすくなるからです。
といっても、しっかりとしたクオリティの高い動画で無ければ意味がありません。
このあたりはこれからYouTuberとしてデビューしたい方にとっては当たり前のことですが、そのような時間を設けるのは非常に大変です。
しかし、ある程度予算があれば、外注という方法が使えます。
いちいち一人で動画の撮影及び編集をまとめてするよりも、編集だけはプロに任せたほうが圧倒的に効率よく量産できます。
簡単に言えば、自分は有益なことを喋りまくって、あとは動画編集者に指示書と素材とお金を渡せば簡単に高クオリティな動画を生み出せるのです。
なので、僕としてはYouTuberはある程度稼いでいる人ならば副業として成立できるジャンルかなと思っています。
長くなってしまいましたが、上記のような流れが無くならない限り動画編集は稼いでいけるでしょう。
YouTuberとしては同じクオリティで同じような雰囲気に作ってくれる動画編集者であればあるほどありがたいため、理想的な動画を作ってくれる人が見つかればずっと案件を依頼してくれますよ。
YouTuberが消えない限り、映像編集の熱は冷めない!
海外ノマド×動画編集の問題点とは?
動画編集が熱いジャンルというのは分かっており、実際に仕事を受注したこともありますが、すぐに辞めました。
その理由は、以下のような問題点があったからです。
①送受信に時間がかかりすぎる
当たり前ですが、動画のデータは画像や書類と比べて重く、そこに編集を加えるとさらに重たくなります。
そんな重たいデータを送受信すると、かなり時間がかかってしまう羽目になります。
僕が受注した案件の中には非常に高画質な動画があり、たった数分程度であるにも関わらず納品する際に5時間ほどかかった記憶があります。
単純に電波が悪かっただけかもしれないけど…
さすがにそこまで時間かかるとなれば、あまり効率よく稼げる気がしません。
海外ノマドとして働く場合、どうしても電波が弱い場所に滞在することがあるかもしれません。
Webライターであれば「ちょっと電波悪いけどなんとかやれる」程度ですが、動画編集となれば送受信する際にイライラしてしまうことでしょう。
②ノートパソコンのスペックによっては危険
個人的に、ここが一番の問題と思っています。
僕はMacBookProの2017年モデル(13インチ)を使っており、Proにした理由は「動画編集も視野に入れているから」という軽い気持ちでした。
しかし、そんなMacBookProでFinal Cutを用いた動画編集をしてみると、フリーズしてしまったり、急に落ちたりなどのトラブルに見舞われました。
もちろん13インチよりもハイスペックな15インチを買えば良い話と言われそうですが、15インチは13インチよりもサイズが大きい上に重いのです。
個人的に一番邪魔だと思っていたTouch Barが2018年以降のモデル付いていたという理由もありますが…
軽い動画編集ぐらいであればMacBookProの2017年モデル(13インチ)ぐらいのスペックでも対応可能です。
しかし、本格的な映像編集となると発熱する上にバッテリーの消耗スピードがかなり早いという欠点があります。
熱というのはPCが故障してしまう原因に繋がりやすいものであり、発熱を何度も繰り返しているうちにPCのパーツが壊れてしまう可能性もあるでしょう。
仕事道具であるパソコンが故障してしまうと、ネットビジネスに頼る海外ノマドとしては絶体絶命の状況になります。
パソコンを長持ちさせて故障させないためにも、僕は動画編集という仕事を辞めました。
③スキルアップしたいならノマド辞めたほうが良いかも?
ハイクオリティな動画を作るためには、正直なところ以下のようなものが欲しくなります。
- ハイスペックなデスクトップPC
- 複数のディスプレイ
- 長時間でも疲れないチェア
- 高音質なヘッドホン
- 操作しやすいマウス
- 途切れることがないハイスピードなネット回線
ぶっちゃけ、理想的なゲーミングPC一式揃えちゃえば動画編集もスイスイできちゃいます。
海外ノマドはデスクトップPCなんて持つことできませんし、ノートパソコンで作業しているとマジでマウスやディスプレイが欲しくなることは確実。
また動画編集としてのスキルを磨きたいのであれば、結局のところ海外ノマドを辞めなくてはいけなくなるでしょう。
しっかりとした会社に入れば、FLAMEという映像編集会社でしか触れないソフトを学ぶことができ、ある程度マスターすれば立派なスキルとなります。
FLAMEは数百万もするソフトなので、一般人が買えるものじゃないです。
動画編集している海外ノマドのPCが知りたい…
今回は、映像編集の仕事内容や僕が編集をやめる理由となった問題点について紹介しました。
僕がやめた理由を一言でまとめるなら、パソコンが壊れてしまうのが怖すぎたからって感じです。
もちろん、何か新しいことにチャレンジしてみるという意味で動画編集をしてみるのは非常に良いことですよ!
ちなみに就活の時、未経験なのに映像編集会社へアタックしたけど全滅した過去あります…