トルコのエーゲ海側には、イズミルやエフェスといった観光スポットがありますが、ベルガマもおすすめしたい観光スポットです。
そもそもペルガモン王国があった場所としても知られており、現在でも多くの観光客が足を運んでいます。
この記事では、ベルガマの基本情報やおすすめの観光スポットなどについて紹介しています。
これからトルコへ旅行しようか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ベルガマの基本情報
そもそもベルガマとは、エーゲ海側の有名な都市であるイズミルから車で2時間ほど離れた場所にある街で、かつてはペルガモンと呼ばれていました。
ペルガモンは紀元前3世紀半ばから2世紀にかけて、アッタロス朝の都として繁栄。
ペルガモン王国と呼ばれることもあり、小アジアの西岸で栄えたヘレニズム諸国の1つとして数えられています。
その後、ペルガモンはローマ帝国に服属することになります。
しかし、ベルガマはローマ帝国の中でも繁栄を続け、ローマ帝国の中でも代表的な皇帝トラヤヌスの神殿が建設されるほどでした。
現在では遺跡という形で保全されており、「ペルガモンとその重層的な文化的景観」という名前で2014年に世界遺産に登録されました。
今はベルガマという名前の小さな街ですが、それでもペルガモン王国の遺跡をひと目見ようと、多くの観光客が足を運ぶスポットとなっています。
ベルガマの観光スポット
ベルガマの観光スポットとしては、以下の4つが挙げられます。
- アクロポリス
- アスクレピオン
- ベルガマ博物館
- レッドバシリカ
それぞれどのようなところなのか、1つずつ見ていきましょう。
1.アクロポリス
ベルガマの代表的な観光スポットであるアクロポリスは丘の上にある遺跡で、街の景色を一望できます。
ペルガモン王国の都として栄えたアクロポリスは斜面を利用して築かれており、トラヤヌス神殿やペルガモン劇場など数多くの建造物が建てられました。
現在はほとんどが崩壊しているものの、それでも当時どれほど栄えたところだったのか感じられるでしょう。
トラヤヌス神殿
アクロポリスの中でも特に目立つ存在がトラヤヌス神殿です。
ローマ帝国時代、皇帝に対して神殿を捧げられる都市は限られており、その中の1つとしてペルガモンが選ばれたのは大きな名誉でした。
しかし、ペルガモンの皇帝神殿は皇帝への信仰ではなく、都市の力を示す場として用いられました。
なお、トラヤヌス本人は神殿を見ることなく亡くなってしまい、後継者のハドリアヌス帝の時代に完成。
現在では、オリジナルに沿った修復作業が進められています。
ペルガモン図書館
現在では跡地しか残っていませんが、当時のペルガモン図書館はアレキサンドリア図書館に次ぐ図書館でした。
ペルガモン図書館は、ペルガモン王国のアッタロス1世の頃にアレキサンドリアに対抗して建設。
館内は4つのホールが続く形となっており、一番広いホールは閲覧室として使われていました。
残念ながら具体的にどんなものが保管されていたのか不明であるものの、蔵書数は20万巻とされています。
それほどの規模だったペルガモン図書館に対し、アレキサンドリア図書館は対抗策として当時本を書く上で必要だったパピルスの輸出をストップしたほどでした。
それに対しペルガモンは羊皮紙を書物の材料として使いました。
現在、羊皮紙は英語でParchmentと呼びますが、この語源はペルガモンにあるとされています。
ペルガモン劇場
丘の斜面に位置するペルガモン劇場は、1万人も収容可能な劇場です。
劇場からはベルガマの自然を見渡すことができますが、階段がせまく急であるため、上り下りする際には注意しましょう。
ただ、せっかく足を運ぶのであれば、観客席に座ってどのように演劇を見ていたのか想いを馳せてみるのがおすすめです。
劇場を下まで降りると、細長い劇場のテラスにたどり着きます。
当時はその両側に商店や柱廊が並んでいました。
ディオニュソス神殿
劇場のテラスの端には、ディオニュソス神殿があります。
ディオニュソスはギリシャ神話に登場する、豊穣とぶどう酒と酩酊の神です。
「なぜそんなところに神殿が?」と思うかもしれませんが、もともと演劇はディオニュソスに捧げる儀式がきっかけであったためです。
そのことから、ペルガモン劇場以外の劇場にもディオニュソス神殿が見られるケースがあります。
現在は階段と柱の一部しかありませんが、案内板に当時の様子が描かれているため、どのようなものだったのか想像しながら楽しめます。
ゼウスの祭壇
ヘレニズム時代におけるペルガモンのもっとも重要な記念碑的建造物として、ゼウスの祭壇が挙げられます。
ペルガモン王国のエウメネス2世の時代に建設され、ゼウスとアテネへの感謝として捧げられました。
しかし、現在のアクロポリスにはその面影はほとんどなく、土台しか残されていません。
もしゼウスの祭壇が見たいのであれば、ドイツのベルリンにあるペルガモン博物館へ行きましょう。
当時出土したものがドイツに持ち込まれ、博物館内で再構築されています。
アクロポリスへの行き方
アクロポリスがある丘はかなり高く、アテネのアクロポリスとは違って気軽に徒歩で行けるような場所ではありません。
そのため、タクシーかロープウェイを利用することになります。
タクシーの場合は手軽に頂上へ行けますが、日本のように必ずメーターを回してくれるわけではありません。
ただ、日本と比べるとそこまで高額ではないため、ふもとでタクシーを拾うのも良いでしょう。
ロープウェイの場合、乗る際に往復分のチケットを購入します。
片道分のチケットは販売してくれないため、注意が必要です。
その上、麓の駅が中心部から離れていることにも注意しましょう。
2.アスクレピオン
ベルガマの中心地から少し離れた場所にあるアスクレピオンは、ギリシャの医神アスクレピオスにちなんだ治療院です。
治療院跡というのは世界的に見ても珍しく、現代における医療センターのような役割を果たしていました。
アスクレピオンに入ると、まず通るのが150mほどの聖なる道です。
昔は850mほどあったとされており、この道を歩いて中心部へ向かいます。
中心部には、小さな劇場やアスクレピオスの息子テレスポロスの神殿などがあります。
ただし、雨上がりはぬかるむ場所が複数あるため、遺跡に見とれてぬかるみに足を取られないようにしましょう。
僕はそれで思いっきり靴を汚しました……
3.ベルガマ博物館
ペルガモンの出土品の多くはドイツにあるものの、ベルガマにも残っています。
ベルガマ博物館には、アクロポリスやアスクレピオンなどで発掘されたものが数多く展示されており、小さなゼウスの神殿の模型もあります。
小さな博物館なのでそこまで時間はかかりませんが、せっかくならば足を運ぶのがおすすめです。
4.レッドバシリカ
アクロポリスへ登るロープウェイの駅へ向かう途中にあるのが、レッドバシリカです。
ハドリアヌス帝の時代に建設されたとされる寺院跡で、主神殿と2つのロトンダ(円形の建造物)で構成されています。
レッドバシリカは、イシスやセラピスといったエジプトの神々や他の小さな神々などを崇拝するために使われたとされている場所です。
ちなみにセラピスは古代エジプトの時代から存在した神ではなく、プトレマイオス朝エジプトのころに王朝の権威つけとエジプト人との融和を図るために作られた神です。
その後、ローマ帝国時代に女神イシスの密議と結合し、ローマの世界に広がりました。
時間があるなら散歩も楽しもう
もし時間があるならば、ベルガマの町並みを散策してみるのがおすすめです。
大通りは栄えているようですが、少し路地を歩くとどこかノスタルジックな雰囲気が感じられるでしょう。
イズミルからベルガマへの行き方
ベルガマへのルートは、イズミルから行くのがおすすめです。
イズミルなら日帰りで観光できるため、以下の内容を参考にして計画を立ててみましょう。
まずはイズミルバスターミナルへ
イズミルからベルガマへ行く際には、小さなバスを利用します。
そのためにも、まずはイズミルバスターミナルへ向かいましょう。
イズミルバスターミナルは中心部から離れており、バスもしくはタクシーを利用して行かなくてはなりません。
もしスムーズに移動したいのであれば、タクシーを拾って行くのがおすすめです。
ちなみにトルコ語でバスターミナルは「オトガル」って呼ぶよ!
チケットを買ってバスに乗り込む
バスターミナルに到着したら、3階へ向かいましょう。
2階にも数多くのチケット売り場がありますが、ベルガマ行きのチケットは購入できません。
ベルガマ行きのチケットは3階にあり、大きく「BERGAMA」と掲げられているため、すぐに見つけられるはずです。
チケットをもらったら、ベルガマ行きのミニバスに乗り込みましょう。
支払いは現金のみで、料金は50TLでした。
イズミルからベルガマまでは2時間の旅で、途中休憩があります。
ミニバスは複数のスポットで停車しますが、基本的にはベルガマのバスターミナルで降りるのがおすすめです。
ベルガマからイズミルへの帰り方
ベルガマからイズミルへ帰る際は、再度ベルガマのバスターミナルへ戻ります。
チケットはパンチングマシーンと小さな酒屋の間にあるオフィスで購入できます。
こちらも現金のみで、料金は変わりません。
ベルガマで絶景と歴史を堪能しよう!
今回は、実体験を踏まえつつ、ベルガマの基本情報やおすすめの観光スポットなどについて紹介しました。
ベルガマにはアクロポリスやレッドバシリカなど、さまざまな観光スポットがあります。
イズミルから日帰りで楽しめる場所であるため、トルコへ旅行する際にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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