いきなりですが、ギリシャと聞かれてどこを思い浮かべますか?
パルテノン神殿で有名なアテネや美しい建物が並ぶサントリーニ島などが浮かぶかもしれませんが、テッサロニキという都市もおすすめです!
そこで今回は、実際に巡ったテッサロニキの歴史的観光スポットを6箇所を紹介します!
テッサロニキはギリシャの穴場観光地!
そもそもテッサロニキってどんな街?
テッサロニキは、ギリシャの首都であるアテネから鉄道で4時間ほどの場所にある都市。
ギリシャ第2の都市とも呼ばれており、地中海に面しています。
坂の町でもあり、場所によっては上記のような景色が見られることも。
また、北マケドニアやブルガリア、トルコへ行くバスターミナルもあるため、テッサロニキから周辺国へ行くバックパッカーもいます。
治安は地元民も認めるほど安定しており、アテネとは大違いです。
なお、テッサロニキの治安に関しては以下の記事で紹介しています。
世界遺産があちこちに点在!
テッサロニキには古代ローマ時代やビザンツ帝国時代に建てられた建造物が数多く点在。
現在では、「テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群」として世界遺産に登録されています。
教会と聞くとケルン大聖堂やサン・ピエトロ大聖堂などを思い浮かべるかもしれませんが、あくまでそれらはキリスト教美術や教会建築がある程度成熟した状態の中で生まれたもの。
そもそもキリスト教内での派閥違いというのもありますが、初期キリスト教やビザンティン様式のキリスト教建築というのは、ケルン大聖堂やサン・ピエトロ大聖堂などとは大きく異なります。
初期キリスト教やビザンティン様式のキリスト教建築は、ガラスや石を大量に使ってイエス・キリストや聖母マリアを描くモザイク画というのが特徴です。
また、ビザンティン様式であればその時のビザンツ皇帝が描かれていることもあります。
かなりざっくりとした説明だけど、このあたりの建築が好きな方にとってはたまらないはず!
マケドニア王国の名残があるせいで…
テッサロニキという地名は、街を創建したマケドニア国王の妻の名前(テッサロニカ)からきています。
マケドニア王国の時代は首都であるペラから近いということもあり(現在ではテッサロニキからペラへ向かうツアーがある)、数々のマケドニア王国に関する発掘品が見つかっています。
また、あの偉大なるアレクサンドロスがいたマケドニア王国の都市だったこともあるせいなのか、テッサロニキには「マケドニア・バスステーション」「テッサロニキ・マケドニア空港」などといった紛らわしい名前が付けられている場所もあります。
もちろん、隣の国は「ふざけんじゃね!なんでギリシャがマケドニア名乗ってんだよ!」と起こったのですが、国力の差で敗北。
結局「北マケドニア」という名前に変更することと旗の模様を変えることで、決着しました。
まぁ、それほどテッサロニキにマケドニア人が数多くいたようですね…
遺跡まみれで地下鉄工事が進まねぇ!
ギリシャ第二の都市なので地下鉄工事を行いたいのですが、掘れば掘るほど何かしらの遺跡が出てくるらしく、思うように進みません。
そのため、テッサロニキの移動手段はバスかタクシー、もしくは最近話題の電動スクーターです。
ギリシャには電動スクーターのLimeがあるため、気軽に乗ることができます。
ただ、ヨーロッパではおなじみ路上駐車が多いので、事故らないように注意しましょう、¥。
テッサロニキの主な観光スポットとは?
テッサロニキの基本情報を踏まえた上で、ここからは主な観光スポットを紹介します!
テッサロニキの観光スポット①ホワイト・タワー
テッサロニキのシンボル的存在であるホワイト・タワー。
海沿いに面したタワーであり、実際に中へ入ることもできます。
中にはテッサロニキの歴史を語るパネルが数多く展示。
一番上まで到達すると、地中海を見渡せます。
もともと、ホワイト・タワーがあった場所には別の塔があったとされており、現在のホワイト・タワーはオスマン帝国時代に港を囲む城壁の一部として建造されたと考えられています。
現在では美しい景色が見渡せる観光スポットとなっていますが、過去には牢獄として使われていたことも。
細かい歴史は塔内で紹介されているため、訪れる際にチェックしてみてください。
テッサロニキの観光スポット②ガレリウスの凱旋門
ホワイトタワーから内陸へ向かうと、大きな凱旋門が見えてきます。
ガリレウスの凱旋門と呼ばれており、細かな彫刻が施されています。
ガリレウスとは、4世紀初期のローマ皇帝であった人物。
特にこれといった大事業もないどころか、むしろキリスト教徒を迫害したり、晩年自分の病気をしっかりと管理してくれなかった医者や看護師を死刑にしたりなどの悪いエピソードしかありません。
そんなガリレウスの凱旋門には、彼が活躍した戦争のシーンが掘られてます。
間近で見れられるため、ついついじっと見てしまうかもしれません。
テッサロニキの観光スポット③聖パナギア・デクシア教会
聖パナギア・デクシア教会は、ガリレウスの凱旋門の目と鼻の先にある教会。
こちらは世界遺産に登録されており、広い空間ながらも厳かな雰囲気に包まれています。
もともと聖パナギア・デクシア教会周辺はテッサロニキの中心地とも言える場所なので賑わっているのですが、ここだけは別世界な雰囲気となっています
観光した時期が夏だったこともあり、涼しんでいる方もいました。
テッサロニキの観光スポット④ロトンダ
聖パナギア・デクシア教会同様、ガリレウスの凱旋門のすぐ近くにあるロトンダ。
ロトンダというのは、ざっくり言うとドーム状の屋根が付いている円形の建物。
もちろん、ロトンダも世界遺産に登録されています。
ただし、その中でもテッサロニキのロトンダが有名なので、ロトンダという言葉だけでテッサロニキの観光スポットを示すような意味になっています。
ロトンダの中には、初期キリスト教やビザンティン様式のモザイク画が多数展示されていました。
ロトンダの外にはなぜかイスラム教建築で見られるミナレットがありますが、これはオスマン帝国に支配された際に建てられたものです。
テッサロニキの観光スポット⑤アギオス・ディミトリオス聖堂
ロトンダからもう少し坂を登った場所にある、アギオス・ディミトリオス聖堂。
聖パナギア・デクシア教会と比べると開放感のある教会ですが、ギリシャの中では最大のバシリカ式教会堂として知られています。
バシリカ式というのは、古代ギリシャの影響を受けた建築様式の1つであり、有名なケースとしてはローマの五大バジリカが挙げられます。
過去に火災で燃えてしまったが故に新しいような雰囲気になってしまっていますが、地下に火災で燃える前の関連物が展示。
テッサロニキの守護聖人である聖ディミトリオスの聖堂なので、聖パナギア・デクシア教会よりも多くの人々がお祈りしたり、僕のようにじっくりと建物を眺めたりしていました。
テッサロニキの観光スポット⑥アギア・ソフィア聖堂
最後に紹介する観光スポットは、アギア・ソフィア聖堂です。
「ハ」ギア・ソフィアじゃなくて、「ア」ギア・ソフィアなので気をつけましょう。
ロトンダやホワイト・タワーから少し離れていますが、こちらも世界遺産。
東ローマ帝国の暗黒時代に建造されたとされており、聖パナギア・デクシア教会のような荘厳な教会建築です。
あまりにも荘厳すぎて、ほとんど中で撮影していません。
豪華絢爛なシャンデリアが照らす、きらびやかな宗教装飾は圧巻です。
まぁ、宗教施設で写真を取ること自体毎回悩むんだけど…
美しいテッサロニキで初期キリスト教の魅力を!
テッサロニキはロードス島やサントリーニ島とは違った、海沿いの美しい都市です。
スクートのおかげで格安価格でギリシャへ行くこともできるので、ぜひテッサロニキで初期キリスト教の美しさを実感してみてはいかがでしょうか?
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