「KGB博物館」と「杉原千畝記念碑」でリトアニアのソ連占領時代を知る

ソ連占領時代に使われていたとされる拷問道具 リトアニア
拷問道具もありましたが、本当に使われていたのでしょうか…

ビリニュスには様々な観光スポットがありますが、歴史を知る上では「KGB博物館」と「杉原千畝記念碑」は欠かせないスポットです。
そこで今回は、リトアニアのソ連占領時代が学べる「KGB博物館」と「杉原千畝記念碑」について紹介します。

吉史
吉史

リトアニアのソ連占領時代はチェックする価値が十分あるよ!

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そもそもリトアニアのソ連占領時代とは?

リトアニアのソ連占領時代というのは、1940〜41年と1944〜90年の2回に分かれます。
1回目が短い理由は、ソ連が占領してすぐにナチスが侵攻したため。
そのため、1941年からナチス占領下に置かれるものの、1944年にソ連が再び侵攻しました。
2回目の占領では、リトアニアをソ連連邦構成共和国の1つとして国際的に認めさせた上で、大量のリトアニア人をシベリアへ追放。
その分ロシア人を入植させ、リトアニアの工業化を目指しました。
しかし、やがて自由化の機運が高まったリトアニアは、1990年にソ連連邦構成共和国
から独立。
ソ連からの圧力もあったものの、屈すること無く独立を保ち続けました。

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リトアニアの「KGB博物館」ではどのようなものが見られるの?

KGB博物館の入り口

リトアニアの「KGB博物館」は、地上階と地下で雰囲気が異なります。
巡る順番としては、1階⇨2階⇨地下という順番が良いでしょう。

地上階

地上階では、当時の軍服やリトアニア・パルチザンに関する品々が展示されています。

数種類の軍服
リトアニア・パルチザンと編み込まれている

こちらは当時の諜報室を再現したもの。机の下にはいくつもの機械が置かれていますね。

タイプライターや古いヘッドフォンなどが置かれている

次の写真はリトアニアで暗躍していた秘密警察。
一見すると一般市民に見えますが、ネクタイやベルトにカメラを隠して密かに怪しい様子を撮影したようです。

ネクタイやベルトに監視カメラを仕込んでいたらしい

地下

一方で地下は、当時のリトアニアにあった刑務所を再現
一般的には以下のような牢屋だったそうです。

再現された牢屋

中には立ちっぱなしの牢屋も…
これもある意味では拷問じゃないですか…

写真が見にくいですが、1人が立って入るスペースしかありません。
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「KGB博物館」と合わせて「杉原千畝記念碑」もチェック

ソ連とナチスがリトアニアで争っていた頃というのは、杉原千畝が多くのユダヤ人を救った時代でもありました。
彼がビザを発給していた場所は、当時日本の領事館があったリトアニアのカウナスという都市。
現在のカウナスには杉原千畝記念館が建てられており、観光スポットの1つとなっています。
一方でビリニュスには、都市の中心を流れるネリス川沿いに記念碑が設置されていますよ。

杉原千畝の記念碑

また記念碑が設置されている公園には、広島の原爆敷石もありました。

杉原千畝記念碑のすぐ近くにあります
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リトアニアの「KGB博物館」と「杉原千畝記念碑」のアクセス

「KGB博物館」はビリニュス大聖堂から歩いて15分ほどの場所にあります。
すぐ近くに大きな公園があるため、それを目印にすると良いでしょう。

一方で「杉原千畝記念碑」は、「KGB博物館」から歩いて12分ほどかかります。
すぐ近くには大きなショッピングモールがあるため、こちらもすぐに見つけられますよ。

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セットで巡ってリトアニアの歴史を知ろう

杉原千畝記念碑がある公園は、春になれば桜が咲くらしい

今回は、リトアニアの近現代を知る上ではチェックしておきたい、「KGB博物館」と「杉原千畝記念碑」について紹介しました。
どちらも1日あれば巡れる距離なので、ぜひビリニュス観光する際は足を運んで見てください!

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